あのGoogleが出資した仮想通貨「リップル」の特徴まとめ

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仮想通貨と言えば「ビットコイン」が有名ですが、日本国内でも他の仮想通貨を売買できます。いわゆる「アルトコイン」と呼ばれるものであり、ビットコインとは異なる特徴をそれぞれ持っています。そこで、アルトコインの一つ「リップル」の特徴について解説します。

Googleが出資したことの意味

リップルの最大の特徴と言えば、やはりあの「Google」が出資したということが挙げられます。何らかの企業が何らかのプロジェクトに出資を行うということは、頻繁にニュースで目にすることだと思います。しかし、特定の仮想通貨に対して大企業が出資したということは、それだけ「経営のプロが将来性を感じている」ということになります。

仮想通貨やその仕組に詳しくない人でも「あのGoogleが出資した」ということが一種のステータスとして認識できます。仮想通貨への投資に際して銘柄を選ぶ状況において、一つの指標として活用できるのです。

他にも有名企業が投資している

Googleの他にも、さまざまな企業がリップルへの投資を実施しています。日本では「SBIグループ」が投資していることでも有名です。数多くの企業が投資しているということは、それだけ有用性があるということです。同時に、成長の期待度が高く、仮想通貨の価値を高める指標になるという意味でもあります。

時価総額3位の仮想通貨

2018年1月現在、リップルの時価総額は全ての仮想通貨で比較して第3位の時価総額を達成しています。単価は低いのですが発行枚数が多いので、時価総額は1月時点で5兆円以上、4位の「ビットコンキャッシュ」と比較して2兆円以上の時価総額を記録しているのです。

中央集権型の仮想通貨

ここからは、仮想通貨としての特徴について解説します。ビットコインと比較すると、独自の仕組みとそれに伴う特徴を備える仮想通貨であることがわかります。

仮想通貨の多くは、特定の管理組織を持たない「非中央集権型」の存在です。リップルはそのセオリーから外れており、リップル社による管理が行われてる仮想通貨となっています。

リップルは発行枚数が既に限界数に達している珍しい特徴も持っています。そして、発行済のリップルの大半をリップル社が保有しているということにも注目する必要があります。ただし、リップル社が保有するリップルの大半は「預託分」であり、リップル社が自由に使えるのは一部分だけです。

ブリッジ機能

リップルは「ブリッジ機能」が注目されています。これは、リップルを媒介として様々な法定通貨や仮想通貨を橋渡しするシステムのことを言います。

通常、異なる法定通貨同士での送金は、銀行を介して時間とコストがかかる仕組みとなっています。しかしリップルのブリッジ機能は、通貨間にリップルを挟むことで送金にかかる時間的コストを最小限に抑えています。

送金スピードの早さ

リップルは、ビットコインが抱える「送金スピードが遅い」というデメリットを補うことを目標に開発されています。リップルは「リップルコネクト」という独自の海外送金ソリューションを開発することで、数秒で送金が完了するという送金スピードを実現しています。

独自のコンセンサスシステムによる承認作業

リップルの特徴を語る上では、「コンセンサスシステム」を無視することはできません。多くの仮想通貨はその承認作業のために「プルーフ・オブ・ワーク(PoW=仕事の証明)」という仕組みを利用していますが、リップルの場合は独自に開発されたコンセンサスシステムによる承認作業を取り入れています。

通常、マイニングにおいてはハッシュ値を求める膨大な計算作業を必要とします。そのため、マイニング報酬はコンピューターの計算能力をいかに有しているか、および電気代がどれだけ安いかによって報酬の旨みが異なります。

リップルの場合、承認作業において「特定の承認者によって取引履歴の合意が得られた場合」において、新規の取引データを追記するという仕組みをとっています。この承認者は、結託する等してネットワークを騙そうとしない人であるという条件で選定されています。

合意形成(コンセンサス)のプロセスは、通常5~10秒に一度のペースで行われます。ビットコインでは相応量の計算行為が必要なのですが、リップルではそれがありません。そのため、数秒で承認行為が完了するというリップルの特徴を実現しています。

IOUを利用した取引

リップルでは「IOU」を理解することが必要になります。IOUとは「I Owe You」の略で、直訳すると「私は(I)あなたに(You)借りがある(Owe)」という意味があります。簡単にいえば「借用証明書」のようなものです。

リップルが「取引プロトコル」と呼ばれる所以でもあります。リップルに参加しているユーザーであれば、この借用証明書によって自由に貨幣の取引が可能です。言い換えると、リップルのユーザー同士はゲートウェイから発行されたIOUによって自由に支払いができるということになります。

以上、あのGoogleが出資した仮想通貨「リップル」の特徴まとめでした。

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