ビットコインの「おくりびと」って何?どうしたらなれる?

ビットコインの「おくりびと」って何?どうしたらなれる?

Photo by Hatim Kaghat

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ビットコインに関連する記事を読んでいると、ちょくちょく「おくりびと」という文字を目にすることがあります。

漢字で書くと「億り人」と書くのですが、いまいちピンとこない言葉です。そこで今回は、億り人の意味と、どうしたらなれるのかについて解説します。

おくりびと=仮想通貨で億以上に資産を増やした人

おくりびととは、漢字で「億り人」と書くところからわかるように「仮想通貨(主にビットコイン)で資産を1億円以上に増やした人」のことを言います。

仮想通貨による資産形成・資産運用であるため難しいイメージを持たれるかもしれませんが、既におくりびとになった人であればさほど難しくなかったのかもしれません。

なぜビットコインで億万長者になれたのか?

ビットコインを利用しておくりびとになった人には、いくつかのパターンがあります。例えば「長期保有」が一番わかり易いと思います。ビットコインを始めとする仮想通貨は、関連する出来事やニュースによってその価値を急騰あるいは暴落させることがあります。

ビットコインも過去に数度のバブルを経験しており、急騰前にビットコインを保有していれば急騰後の資産価値は何倍にも膨れ上がります。

例えば2011年の最初のビットコインバブルの際には、数ヶ月でその時価が20倍になりました。短期間でもそれだけ成長するケースがありますが、長い目で見るとさらに大きな成長をしていることがわかります。当初は1BTCあたりの価値は1円以下の価値しかありませんでしたが、今では100万円を超える時価がついています。仮に1BTC=1円の頃に100BTC保有していれば、現在のレートでは1億円以上です。

2枚のピザで10,000枚のビットコインを手に入れた例も

ビットコインに関する有名な話の一つに「ピザ」があります。かつてビットコインが1円以下の価値の頃に、10,000BTCで2枚のピザを購入したいとリクエストした人がいます。実際にその取引は成立したそうで、これがビットコインが初めて商品購入に使用された事例であるとされています。

もし、その時に支払われた10,000BTCをそのまま保有していたら、現在のレートでは100億円に相当します。当時、ピザの購入費用は25ドル程度だったとされていますので、恐ろしいほど儲けた計算になります。

ピザ決済の1年後の時点で1,500円近い時価になっていましたので、その時に手放していたとしても相当な儲けとなっていたでしょう。

これからおくりびとになるにはどうしたら良い?

では、実際にこれらら仮想通貨を利用しておくりびとになるにはどうしたら良いのか、基本的な内容を解説します。

これから仮想通貨を初めて、おくりびとになろうというのであれば、短期取引での目標達成はお勧めできません。理論上はできないわけではないのですが、素人には難しい内容となります。

例えば、1万円の資金でスタートするとします。これを「購入時の2倍の価値になったら売却する」「売却金を全て仮想通貨につぎ込む」という条件で取引を繰り返します。この条件で10,000円の軍資金が1億円を超えるのは、14回の取引を行った時になります。うまく取引できれば、短期間でおくりびとになることができます。

しかし、短期間で値上がりする銘柄を見極める必要があり、少ない回数で目標達成するには相応の資金投入が必要になります。取引するタイミングを見極める必要があり、値動きに神経をすり減らさなければなりません。そのため、仮想通貨や投資の初心者にはお勧めできないのです。

長期保有なら簡単?

初心者にお勧めのおくりびとの方法は「長期保有」です。劇的な値上がりを果たしたビットコインのように、その価値を大きく上げるであろう銘柄に資金を投入します。例えば軍資金10,000円を単価1円の仮想通貨に投資し、時価が10,000円以上になってから売れば1億円達成です。保有していれば良いだけなので、チャートを細かく見なくて済みます。

重要なのは「大きく成長する仮想通貨を見極める」ということです。大きく成長するのは、既に成長している仮想通貨だと難しいです。

つまり成長の可能性で考えると「現時点で価値がほとんど無い銘柄」であることが条件となります。そんな仮想通貨のことを「草コイン」と呼んでいます。例えば0.01円の仮想通貨が100円になれば10,000倍になります。

ビットコインのように100万円を超えるような価値にならなくても、現状で価値の低い銘柄であれば難しい条件とはなりません。

ただし、全ての草コインが大きく成長するとは限りません。購入時点で価値の低い仮想通貨が、時間が経つとさらに価値が下がる可能性もあります。また、草コインは日本の取引所では扱いが少なく、海外の取引所を利用する必要があります。

初心者は少ない資金からスタートを

どちらの方法を選択するにしても、仮想通貨初心者であれば少ない資金からスタートすることを強くお勧めします。「出遅れないように最初から大量に資金投入」なんてことをすれば、大きな損失を発生させる可能性が高いです。

少額からスタートすれば仮想通貨投資の練習になりますし、うまく値上がりすればより高額な投資に投入できます。

以上、ビットコインの「おくりびと」って何?どうしたらなれる?のまとめでした。

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