ビットコインの支払いは「ピザ」が始まりって本当!?

ビットコインの支払いは「ピザ」が始まり

Photo by Andy Rogers

Pocket

現在、日本でもビットコインで決済ができる店舗やECサイトが増えています。仮想通貨市場の拡大と知名度の向上により、今後はさらに仮想通貨払いが可能なお店が増えることでしょう。

さて、ビットコインで決済が行われた最初の商品が「ピザ」であることをご存知でしょうか?今日はビットコイン最初の決済が行われた経緯について解説します。

ビットコインでのピザ購入の経緯

ビットコインがピザ購入に使用されたのは2010年5月のことです。2010年5月17日、あるプログラマーがフォーラムに「ビットコインでピザを購入したい」という投稿を行いました。

公式では、これが最初のビットコイン決済の形であると言われています。

気になるのは、ピザ屋はそれに応じたのか?ですよね。

そのリクエストを見たピザ屋がそれに応じたのかと言われると、実はそうではありません。このときにピザ屋はビットコイン決済を受け付けていませんでした。

実際は2010年5月22日、フォーラムに投稿されたリクエストを見た人が、それに応じたという話です。リクエストに従って2枚のピザを調達し、投稿者に届けたことで対価としてビットコインを受け取ったというのが実際の話の流れになります。

ピザに何枚のビットコインを支払ったのか?

さて、最も気になるのは「何枚のビットコインが支払われたのか?」だと思います。ピザ2枚に支払ったビットコインは、何と10,000BTCだったと言われています。

現在のレートだと1BTCあたり約100万円であるため、現在の10,000BTCは約100億円ということになります。つまり、仮に現在において同じ条件でビットコイン決済した場合、ピザ1枚あたりに50億円も支払ったという計算になります。

ピザ1枚に50億円です・・・。

もちろん、これは当時のビットコインのレートは価値は日本円で1BTCあたり0.2円程度しかありませんでした。つまり10,000BTCの当時の価値は日本円で2,000円程度しかなかったということなのです。それなら、十分に成り立つ交換比率と言えるでしょう。

5月22日を「ビットコイン・ピザ・デー」に

この一連の流れは、世界で初めてビットコインを使った決済が行われたという記録になります。ひょっとしたらそれ以前に個人間の取引がなされていたかもしれませんが、記録されているのはピザ購入の内容です。

これを記念して、5月22日を「ビットコイン・ピザ・デー」と名付けています。もちろん、どこかの国の記念日というわけではなく、ビットコインや仮想通貨に関わる人たちの間での、ちょっとした記念日といった扱いです。

ピザ購入に見る、ビットコインの価値変動

もし、10,000BTCでピザを手配した人がその後もずっとビットコインを持ち続けていれば、現在のレートで130億円の資産を保有していることになります。まさに億万長者というわけですが、必ずしもそうなっていたとは限りません。

一度目のビットコインバブル

ピザの購入から数ヶ月後、ビットコインは「電子掲示板で取り上げられる」「マウント・ゴックスの取引所サービス開始」などを経て、一度目の「ビットコインバブル」を経験することになります。その引き金は「TIME誌による特集」です。これにより、2011年6月のビットコインの時価は一時期1,500円近くまで引き上げられることになります。ピザの頃には1円以下の価値しか無かったビットコインの、最初のバブル到来となります。

しかし、このバブルは早くも崩壊してしまいます。2011年6月19日、マウント・ゴックス社のハッキング被害の事件により、ビットコインの価値は瞬く間に下落してしまいます。一時期は200円台まで落ち込んでおり、2013年の「キプロス危機」の頃まで長い冬を味わうことになります。

ビットコインの価値が無くならないという保証はない

その後も、さまざまなグッドニュースでその価値を飛躍的に高め、バッドニュースでその価値を大きき下落させるという歴史を繰り返しています。当初と比較すれば既に爆発的な成長を見せているビットコイン、これを大量に消費してピザを購入したのは誰もが「もったいない」と思うでしょう。

しかし、ここまで成長したのはさまざまな要因があります。同時に、価値を下落させるバッドニュースもあるため、ビットコインは今後さまざまな困難を超えていかなければなりません。

問題なのは、大きく成長したビットコインが、今後どのような理由でその価値を急落させるかわからないっということです。もし、世界的にビットコインや仮想通貨の取引が規制・禁止され、取引所で売れないという状態になれば、その価値はほとんど無くなります。

そうなれば10,000枚どころか、それ以上のビットコインを提示してもピザ1枚すら買えなくなるでしょう。

現在、ビットコインや仮想通貨市場は今後も成長を続けていくという見方が強いです。ですが、業界トップクラスに成長した企業が何らかの理由で倒産してしまったという事例もあるように、確実なことは言えないのです。ビットコインや仮想通貨を本格的に利用したいと思うのであれば、そうしたリスクをきちんと考慮した上で始めてください。

ブロックチェーンとは? ブロックチェーンとは? ビットコインには「巨大な台帳」があって全てのコインの取引が記録されています。これをブロックといいます。このブロックを1つのチェーンとして記録することで全ての履歴を把握しています。 この記事を読む マイニングってなに?誰でも出来る? マイニングってなに?誰でも出来る? ビットコインについて調べてみると「マイニング」という言葉を目にする機会も多いと思います。聞き慣れない単語だと思 […] この記事を読む ビットコインの取引所は何個ある? ビットコインの登録業者の数 ビットコインは、「取引所」で売買できます。取引所と言っても店舗があるわけではなく、ネット上で運営されているサイ […] この記事を読む