ビットコインはどこで買っても同じ？

2017-12-06 Wed

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ビットコインを利用するためには、まずはビットコインを購入する必要があります。購入するということは、それに応じた場所が存在するということです。例えば食べ物はスーパーやコンビニで購入しますが、同じ商品でも販売店ごとに価格は異なります。

では、ビットコインはどこで買っても同じなのか、それとも購入場所によって価格が異なるのかということについて解説します。

ビットコインはどこで購入する？

ビットコインの購入場所は、友人・知人との個人売買を除けば「取引所」と「販売所」の2種類があります。

取引所では、個人間での取引を行います。友人知人との売買との違いは、取引所を介して遠方の人とも取引ができるということです。いわゆる「売り注文」や「買い注文」が飛び交う形式での取引であり、有り体に言えば「マッチングサイト」ということになります。

販売所は、販売所を運営している会社との取引になります。販売所を運営する会社が購入したビットコインを、その会社が提示する金額にて販売するという形式です。

一般的な販売店と同じイメージの場所であり、取引所での購入よりも（手数料がかかる分）割高に感じることが多いです。

現在、ビットコインは「ビットフライヤー」「コインチェック」「ザイフ」といったサイトで取引が可能です。ビットコイン関連のサイトはこの他にも数多く存在しますが、注意したいのは「販売所と取引所のどちらであるか？」ということです。

サイトの中には、どちらか一方しか取り扱っていないところもあります。例えば販売所の機能はあるけれど、取引所としては機能していないサイトです。

販売所しか使わない人なら良いのですが、ユーザー間の取引もしたいという人の場合は取引所を別に探す必要があって面倒です。なので、販売所も取引所も利用できるサイトを最低一つでもお気に入り登録し、いつでもアクセスできるようにしておきましょう。

次に、取引所でビットコインを購入する場合と、販売所でビットコインを購入する場合の価格の違いについて解説します。

先ほども触れましたが、販売所と取引所の両方の機能を備えているサイトを利用する場合だと比較しやすいと思います。実際に利用してもらうとわかりやすいのですが、一般的に販売所で取引するよりも取引所のほうが安くビットコインを購入できる事が多いです。

販売所は、「会社が購入したビットコインをユーザーに販売する」という形式です。販売所としての運営には人件費などの費用がかかるわけです。

つまり購入時と販売時の価格が同じだと、販売所は費用の分だけ損失が発生します。要するに「中間マージン」の分だけ販売所は高値でビットコインを販売しなければならないのです。

一方で取引所はユーザー同士の取引なので会社が設定するような中間マージン分の価格を上乗せする必要性はありません。販売所と取引所の両方が備わっているサイトであれば、ほとんどの場合において販売所での売値より低い価格で購入できます。

安く購入できる機会が多いのであれば、販売所を利用すること無く取引所での取引だけでビットコインのやり取りしたほうが低コストで運用が可能です。しかし、実際には販売所を利用する機会も少なからず訪れることになると思います。

理由としては、取引所では「混乱」が発生する可能性があります。

ビットコインは現実の通貨よりも価値の変動が激しです。極端な話、明日には10分の1まで価値が下落してもおかしくはありません。現実の通貨のように中央銀行のような組織が存在しないビットコインでは、そういったことも十分に現実的なのです。

大幅な価値の変動が起きれば、取引所では売り注文や買い注文が殺到することになります。このような状況では思うように注文を受け付けられない可能性が高いのです。

せっかく取引したいと思っても取引所が正しく機能していない以上、どうしようもありません。

しかし販売所の場合はそこまで大きな混乱は生じません。取引所が混乱している状況であっても販売所であれば売買が可能、というケースが多くなるでしょう。

いざという時には、多少不利な条件での取引であっても素早く取引ができる販売所のほうがメリットがあります。

以上「ビットコインはどこで買っても同じ？」のまとめでした。