ビットコインのメリット・デメリットって

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仮想通貨の「ビットコイン」は、正しく使うことができれば便利な存在です。

ビットコインの恩恵を最大限に受けるためには、ビットコインのメリットだけでなく、デメリットについても理解しておく必要があります。

今回は、ビットコインを利用することのメリット・デメリットを解説します。

ビットコインのメリット

まずは、ビットコインを利用する際のメリットについて解説します。

個人間での直接送金など取引や送金の自由度が高い

ビットコインは、取引や送金などにおいて自由度が高いというメリットがあります。ビットコインの取引は少額からでも可能であり、24時間いつでも取引が可能です。特に銀行取引と比較してその自由度の高さは利便性を高めています。

また、株式やFXと比較すると送金の自由度の高さが目立ちます。ビットコインの取引所同士の送金もできますし、個人間のやりとりも可能です。面倒な手続きは不要であり、素早い取引ができるという点が大きなメリットになります。

ビットコインには制限や監視が存在しない

次に「制限」や「監視」が存在しないというメリットです。現実の通貨に匹敵する価値があると言われているビットコインですが、現実の通貨と大きく違うのは「国家間での通貨の違いの影響を受けない」ということです。通貨の異なる国同士でも、同じびとコインという単位で取引が可能なのです。

また、ビットコインには中央銀行のような管理組織が存在しません。つまり、中央銀行を介した国からの監視を受けないということです。良い意味で捉えれば「ボーダーレスな通貨」となります。

手数料が安い

中央銀行に相当する組織の仲介が存在しないビットコインのやり取りには、手数料が必要ありません。これは特に、ビットコインの特徴の一つ「少額取引も可能」という点と合わせて大きなメリットになります。

送金などの銀行取引においては、少なからず手数料がかかります。特に少額取引の場合だと、1回毎に手数料がかかることで手数料の負担が大きくなります。手数料が安い、あるいは手数料無料であることによって、取引回数が多くなる少額取引メインの利用法において手数料支払いによる負担が少なくなるのです。

ビットコインのデメリット

次に、ビットコインのデメリットについて解説します。

投機的側面がメリットにもデメリットにもなる

ビットコインを利用することには、電子マネーに近い利便性を享受するだけでなく「投機的側面」も存在します。これは人によってメリットになったり、デメリットになることもあります。

ビットコインの投機的側面とは、ビットコインの「価値の変動」によるものです。ビットコインは過去に暴騰暴落を繰り返しているという事実があります。購入時よりも大幅に価値が下落してしまうことも考えられるのです。

もちろん、投機目的でビットコインを運用するというのであればまだしも、問題なのは「価値の保存には向かない」ということです。ビットコインを利便性の高い仮想通貨としてのみ見ている人にとって、その価値が極端に変動することは良いこととは言い難いです。

突然、全てが消えてしまうこともあり得る

ビットコインは注目されている仮想通貨ではありますが、明日にはどうなっているかわかりません。極端な例を挙げれば、この記事を読んだ次の日にはビットコインの取引が一切できなくなったり、1円の価値も生まれない状態になってしまうことだってありえるのです。

現代社会においてそのようなことが起きるのかと疑う人も多いでしょう。しかしビットコインは中央銀行による国の介入が無いということはつまり「国による補償が存在しない」ということです。またビットコインは従来の仮想通貨のように特定の企業が運営しているわけでもないので、企業による補償も存在しません。

つまり、何が起きてもおかしくはないのです。何か混乱が発生すれば事態の収拾にはかなりの時間を必要とするでしょうし、価値も極端に変動することだって考えられます。強固な後ろ盾が存在していないことにより、明日にはどうなるかすら保証できない仮想通貨が、ビットコインなのです。

ビットコインアドレスの問題

ビットコインは、その移動に際して「ビットコインアドレス」を必要とします。例えば誰かに送金するときにも使いますし、口座からウォレットに移すだけでもビットコインアドレスを使います。

このアドレスが、規則性がない上に結構長いのです。普段使いのメールアドレスのように自分好みの文字列にすれば記憶することも不可能ではありませんが、ビットコインアドレスの場合はそれが難しいです。もちろん記憶しなくてもメモするなどすれば良いのですが、アドレスによる運用にはもう一つのデメリットがあります。

ビットコインアドレスは、送金時にも使用します。つまり、どこかにビットコインを送金する際には、ビットコインアドレスを使って目的の場所に送金するということです。例えば手紙を送る際に、「○◯県○◯市○◯町◯番地」といった感じに宛先を記入します。もし番地番号を間違えてしまうと、間違った宛先に手紙が届いてしまうことになります。ビットコインでも同じことが起きてしまうのです。

最大の問題は「取り返しがつかない」ということです。中央銀行のような管理組織が存在しないので、ビットコインアドレスを間違えて送金してしまうとそれを取り戻すことができません。十分に注意すればリスクを減らすことは可能ですが、やはり起こり得るリスクとしては警戒し続けなければなりません。

以上、「ビットコインのメリット・デメリットって」のまとめでした。

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